高田東小学校の雨水利用をすすめる会

 高田東小学校では、ビオトープづくりや校庭の芝生化等先進的な整備が行われており、環境学習や総合学習が実践されています。
 この一環で、早渕川での環境学習(いきもの調査、ビオトープづくりなど)を実践するに当たって、流域共住研究会のメンバーがお手伝いしたことがきっかけで、高田東小学校にある使われていない修景池をビオトープにしたいという相談を受けました。
 そこで、ビオトープの水源として雨水を利用するとともに、これらの施設を使って水循環のしくみも学習できるようなビオトープ整備の提案を行いました。
 この提案を受け、高田東小学校では学校創立30周年に当たる平成16年度に、学校、PTAの連携で記念事業の一環に本事業を位置づけました。そして、高田東小学校とPTA,流域共住研究会とで「高田東小学校の雨水利用を進める会」を立ち上げ、平成18年春に実現を目指して取り組んでいます。
 こうした取り組みによって、地域の人々の憩いの場となり、地域の人々が学校を核としたまちづくりに係わっていくきっかけにしたいと思っています。


事業の紹介

  • 事業概要(ヨコハマ市民まち普請事業第1次整備提案書より)
  • 流域の雨水貯留・浸透・活用と流域の総合学習(総合治水、水循環回復、環境回復・創出、総合的学習)を一体的モデル的に実践するため、高田東小学校校庭にある使用されていない池をビオトープに改善し、その水源として雨水を活用するとともに、敷地内での雨水流出抑制(貯留・浸透)施設を設置する。
  • これら水循環系のしくみが体験学習できる環境共生・環境学習施設として工夫を図る。合わせて地域の憩いの場として活用する。
  • 整備の内容
  • 現在使用されていない池を活用して、こどもと保護者の参加によりビオトープづくりを行う。
  • この池に隣接している渡り廊下の屋根の雨水を貯留し、池の水源として活用する。
  • 隣接する渡り廊下の屋根からの雨水を活用して、雨水貯留・浸透の専門家の協力により水循環が学習できる 雨水貯留・浸透施設を設置する。とりわけ、鶴見川のような都市河川に効果があるピークカット型雨水貯留・ 浸透施設を学習施設ともなるよう工夫し製作する。

概要

  • ヨコハマ市民まち普請事業 2次コンテスト プレゼンパネル プレゼンパネル
  • ビオトープ整備図面 平面図 断面図
  • 雨水貯留・浸透施設機能概念図 概念図
  • 完成写真 完成写真1 完成写真2

事業の取り組み

年月日 内容
平成17年 平成17年の活動詳細はこちら(pdf)から
7月10日 平成17年度 ヨコハマ市民まち普請事業1次コンテストに提案。2次コンテスト対象提案に選ばれました。
12月18日 ヨコハマ市民まち普請事業2次コンテスト整備助成対象提案に選ばれました(整備助成金の上限額を250万円とする付帯条件付)。
平成18年
5月1日 ビオトープ実行委員会発足
5月上旬~中旬 実施設計
5月上旬~中旬 関係機関(学校、教育委員会施設管理課等)との調整
5月上旬~中旬 施行業者への見積、施行業者選定、実施工程検討
5月中旬 工事発注契約
5月24日~6月15日 ビオトープ整備工事
6月16日 テレビ神奈川取材
6月17日 オープニングセレモニー
7月6日 施工管理、竣工検査